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週末、八ヶ岳での縦走断念で思ったことのメモです。 賛否両論いろいろご意見はあるかと思いますが (否ばっかりだったらどうしよう・・・w) 今の私の考えとして記録しておこうと思います。 =============== 「勇気ある撤退」という言葉がある。 私もこのブログ等でもときどき使っているが、 そもそも撤退する勇気とはなんだろうか? 私の場合、個人的に山へ行き、 悪天候などの理由で引き返す場合、 「勇気を出して」引き返すことはほとんどない。 たいていは自分の技量不足や悪天候等による恐怖心から 引き返すことが多いように思う。 悔しさや敗北感はあっても 「勇気」というのはちょっと違う気がする。 恐怖心に打ち勝って突き進む選択をするほうが よっぽど勇気が必要だ。 状況を見極め、冷静に判断すること。 それが重要なのであって、 そもそもそこに勇気など必要ないようにさえ思う。 ・・・では、勇気が必要なのはどのような場合だろうか? 週末の八ヶ岳では、 集団で行動する場合の判断の難しさを痛感させられた。 今回、最終的にはリーダーの判断で縦走中止が決まったわけだが、 きっかけとなったのは、新入部員の方の 「この風の中、横岳を通過する自信がありません」 という申し出だった。 この日は風が強く、硫黄岳付近の強風は想定していたものの、 硫黄岳を越え、硫黄岳山荘を過ぎたあたりから 立っていられないくらいのモーレツな風となり、 私たちは一気にペースダウンした。 時刻は14時を過ぎており、 目的地の赤岳天望荘までのCTは2時間弱。 時間的にも余裕がなかった。 しかし、しばらくは誰も「戻ろう」という言葉は口にせず 黙々と前進した。 途中、メンバーの1人が強風であおられて転倒。 それを助けようとしたもう1人も転倒。 それでも誰も戻ろうとは言わなかった。 ・・・私も含めて。 「リスキーシフト」。 “個人で何かを判断する時よりも、 集団で判断する時の方がリスクをとりやすい” という意味の社会心理学用語。 まさにこの状況だったと思う。 集団になると、引き返したほうがいいかな?と思っても、 そこに、 「でも、私のせいで撤退にするのはメンバーに悪い」 とか、 「みんなが撤退と言わないんだから行けるんじゃないか?」 といった気持ちが生まれる。 これは個人山行では生まれない気持ちである。 そして、この気持ちが判断を鈍らせる。 今回、戻りたいと言ってくださった新入部員の方は、 言い出すのにとても勇気が要っただろう。 これが「撤退する勇気」なのかもしれない、と思った。 結果的に全員無事に下山できたものの、 強風の中ムリをして進んだことで、 1名は足を打撲、1名は顔に擦り傷を負った。 撤退は正しい判断だったと思うが、 もっと早くに決断すべきだったのではないかという気持ちが残った。 こうした「冷静な判断を鈍らせる気持ち」というのは、 遠くに遠征したときや、目標が目前にあるときなどにも 生まれるものかもしれない。 現に私は、学生時代、羅臼で悪天候の中強行に縦走し ひどい目に遭ったことがある。 きっとリーダーには 「知床まできたんだから」 という気持ちがあったのだろう。 私の経験上、もっとも危険を感じた山行だった。 逆にしげダンは、屋久島まで行って、島に渡ったその日に メンバーの体調不良で合宿中止になったことがある。 一生懸命貯金をし、貴重な休みを使って行ったにもかかわらず 登山口で合宿中止。 悔やんでも悔やみきれなかっただろう。 でも、恨まれるのを覚悟で決断したリーダーの気持ちを思うと 胸が痛む。 最初に「撤退に勇気が必要とは思わない」と書いたが、 場合によっては勇気を出して判断しなければならないときも あるのかもしれない。 本来は勇気など必要とせず いつでも冷静に判断できるのが理想なのかもしれないが、 人間なので、そのときどきによってさまざまな私情が絡んでくる。 しかし、どんな場面でも 常に状況を見極め、冷静に判断できる力をつけたいと思う。 私の場合「年下だから」と遠慮することが多いが、 遠慮している場合ではない。よね。 ソクラテスは、「勇気」について 恐るべきものと恐るべからざるものとを識別することなり と考察したという。 恐るべきものを恐るべきと識別できること。 今回の八ヶ岳での経験も、 恐るべきものを識別するための貴重な経験のひとつとして 今後の山行に活かしたい。 =============== 山は逃げません。 人と競い合うものでもありません。 撤退したからといって恥じることもありません。 ・・・クッソ〜!!!!!とは思いますけどねww くれぐれもムリをせず山を楽しみたいとおもいマス☆ 今回はオチナシ!(*´艸`) ←クリックしていただけると嬉しいです☆彡 |
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初めてこの言葉を山登りにおいて聞いたのは、5年前、自身5山目の山登りの分際で、1月の谷川岳に向かい天候が急変、吹雪かれて敗退した時でした。もちろん勇気なんてかっこいいものではなく、あまりの寒さに外れかけたワカンを直すにも手袋も外せず半べそかきながら?吹雪が落ち着く間は尾根にしがみついたりしながら冬山に恐れおののきスキーリフトまで戻ったものでした。友人からすれば遠い遠い?群馬県まで休みとお金をつかい山頂に行かずまたの機会に…とゆう決断を以って「勇気ある撤退」となるのでしょうね。この間、奥駆道に行き友人には2日目の行程はテント装備で山上ヶ岳から深仙宿まで行ってみせると言い残し、実際は仏生ヶ岳のちょっと先でちょっと道を誤り、登山道に戻った時、あろうことか来た道に逆走してしまい疲れも手伝いあっさりあきらめた…ということを話すと「おぉ〜!勇気ある撤退!」と笑っていました(^^;かたや「恐怖」かたや「あきらめ」で勇気など存在しません。思うに…この言葉は第3者や、喉もと過ぎて熱さ忘れて?後日談的ならともかく、その場において「よしっ!勇気ある撤退だ」とつかう事はないのでは…。自嘲的にいうならアリかな? |
すみちゃん 2007/05/29 13:59 |
撤退するときは、「いい山だから、大切に歩こう」という思いがあります。あとは、 |
桃パパ URL 2007/05/29 15:00 |
「勇気」という言葉が相当美化されて使われているんだと思います。「勇気ある」のフレーズで、納得・撤退できる人もいるでしょうから。 |
テントミータカ 2007/05/29 15:50 |
勇気ある撤退… 私も撤退のときは恐くなって戻ることが多いです。 |
オーロラ 2007/05/29 16:57 |
凄く重たい言葉だった。 |
さるや URL 2007/05/29 17:09 |
そうですね。集団の時こそ勇気が必要。 |
shin 2007/05/29 18:20 |
目的が達成出来れば100点、でも出来なかったその山行は0点です。山登りにその中間は無いと思ってます。 |
通りがかりのやまぷー 2007/05/29 18:58 |
登山ではなくスキューバダイビングの例ですが参考になればと思います。 |
無明 URL 2007/05/29 20:33 |
ま〜ご無事に下山お疲れ様でした! |
安野 穣 2007/05/29 20:56 |
山に限らず、物事の限界をきっぱり判断するのは、やっぱりちょっと勇気がいるんちゃうかなあ。 |
dahan URL 2007/05/29 21:12 |
しげぞうさんの真摯な考えに脱帽です。 |
山空花 URL 2007/05/29 21:28 |
しげぞうさん |
げんさん URL 2007/05/29 23:50 |
大変含蓄のある内容、うなずくことも多く、ありがとうございました。 |
MINMIN URL 2007/05/29 23:57 |
山の場合は、生命の危険にさらされる訳ですから「自分が限界状態になる前に言える勇気」が必要ですね。でも団体行動ゆえに言い出せないケースもあると思います。 |
オヤ爺 2007/05/30 00:17 |
しげぞうさん |
やましろ 2007/05/30 01:24 |
生きて帰る事が最重要課題です。 |
河童 URL 2007/05/30 07:52 |
勇気ある撤退という言葉とは別に、集団で登山することの是非(あるいは功罪、メリットとデメリット)については、登山において切り離せるようで切り離せない問題ですね。 |
たぬたぬ URL 2007/05/30 09:29 |
しげちゃん、 |
たけぱぱ URL 2007/05/30 12:19 |
団体登山の時、危険や体調不良を感じても、皆に迷惑を掛けまいと言い出せない人や メンバーに非難を受けるのが嫌で計画変更をできないリーダーなど見てきましたし、私自身も無理な突入で後輩に辛い思いをさせたこともありました。 |
へっぽこ山ちゃん URL 2007/05/30 16:56 |
「勇気ある撤退」という言葉は、自分は臆病で登山を断念したのではないと、わざわざ自分に言い聞かせるいいわけだと思います。私は、「臆病ゆえの撤退」のほうもモットーにしています。 |
さすらい人 URL 2007/05/30 18:51 |
河童さんの意見に同意です。 |
Mrs.K URL 2007/05/30 20:50 |
「勇気アル撤退」というフレーズは、負け惜しみな言葉なのではないかと思ってました。「無理だから撤退」と口に出すより、前向きなかんじが、撤退を明るいものにしているのではないかと・・・、そういう、カラゲンキとでもいうか、強がってというか、まあ、そういった意味合の言葉として使っている時があります。やっぱり、撤退は、ちょっと悔しいですから。 |
はる 2007/05/30 22:23 |
ボクの場合、慢性的な撤退です。 |
ぼんいぢ 2007/05/30 22:46 |
「勇気ある撤退」?実に面白い言葉だと思います。撤退(敗退)のマイナスイメージを敢えてプラス思考にして受け入れやすくした造語のように感じます。自分は困難度の低い山が主体で単独行のため、また今まで幸運にも撤退する状況に陥った事がありませんので「撤退」するのになぜ「勇気」が必要なのかよく分かりません。勇気というよりはむしろ恐れと(出来るだけ)冷静な判断の結果であるように思います。 |
まろん 2007/05/31 01:00 |
はじめまして。 |
ぢょん 2007/05/31 01:12 |
大体の山事故の原因は |
井上ウッド URL 2007/05/31 03:01 |
5/19に日帰りでヒエ平から常念岳往復を単独でやったのですが,私の高度計が2700mを示した時,常念岳の山頂付近はスーパーガスガス&降雪となり,あと150mだったのですが,撤退を決めました。 |
cotton 2007/05/31 06:02 |
貴方のおかげで、久しぶりにこの言葉に出会いました。なんだか懐かしくもあり、ジーンとくるお話でした。 |
はるじい 2007/05/31 08:39 |
なんだか私のHNが、議論の的になっているようで、、、(笑) |
勇気ある撤退 2007/05/31 16:50 |
またしてもお返事ができておらず申し訳ありません。たくさんのご意見をいただいてありがとうございました!!! |
しげぞう@会社 2007/05/31 18:07 |
いろいろと考えさせられる記事でした。前回の報告でしげぞうさんの「撤退」を知り、どんな状況だったのだろう、とさまざまな想像をしておりました。いままでのしげぞうさんの山行では、かなりの強風でも悪天候でも力強く突き進んでおられる印象があったものですから……。なるほど、こういうことだったのか。と、得心しました。そして、しげぞうさんのような「強い」メンバーと行動しているときに、もう行けません、とおっしゃった新人さんは、やはり勇気がいったことだろうな、と思います。みなさんも言っておられるとおり、勇気ある撤退って、集団ならではのことかもしれませんね。じゃ、単独のほうがいいか、というと、当たり前ですが、そんなことは言い切れない。単独には単独の、集団には集団のリスクがあるわけで、このようにその時々のリスクについて、立ち止まって考え、確認することが大事なのだと思いました。 |
まきくま 2007/06/01 02:51 |
無理はしないといってもその判断が難しい時ってありますね。どうすれば一番安全か、それを考えて判断するのが大切だと思います。 |
sanae URL 2007/06/01 12:45 |
「勇気ある撤退」の前に「行かない勇気」という言葉を以前聞きました。 |
木曽駒 2007/06/01 14:33 |
はじめまして、いつも拝見させてもらっています大学生の女子です。 |
こなみ 2007/06/01 20:19 |
まず、しげちゃん、無事でよかったよー。ほっとしました。ここ1週間くらい、ブログから遠ざかっていたので、今更なコメントでごめんね。 |
まゆ太 2007/06/03 15:45 |
難しい言葉ですよね。 |
KAZU 2007/06/03 22:03 |
みなさま、お返事が遅れており申し訳ありません。 |
しげぞう 2007/06/03 23:18 |
>テントミータカさま |
しげぞう 2007/06/03 23:27 |
>さるやさま |
しげぞう 2007/06/03 23:31 |
>通りがかりのやまぷーさま |
しげぞう 2007/06/03 23:45 |
>安野さま |
しげぞう 2007/06/03 23:57 |
>山空花さま |
しげぞう 2007/06/04 00:09 |
>MINMINさま |
しげぞう 2007/06/04 00:18 |
>やましろさま |
しげぞう 2007/06/04 00:31 |
お返事が遅くなりました。 |
しげぞう 2007/06/05 01:29 |
>へっぽこ山ちゃん |
しげぞう 2007/06/05 01:42 |
>Mrs.Kさま |
しげぞう 2007/06/05 01:49 |
>ぼんいぢさま |
しげぞう 2007/06/05 01:58 |
>ぢょんさま |
しげぞう@会社 2007/06/05 12:06 |
>cottonさま |
しげぞう 2007/06/05 12:10 |
>勇気ある撤退さま |
しげぞう 2007/06/05 12:11 |
>sanaeさま |
しげぞう 2007/06/05 12:12 |
>こなみさま |
しげぞう 2007/06/05 12:14 |
>KAZUさま |
しげぞう 2007/06/05 12:15 |
はじめまして。 |
suzu_yama 2007/06/12 23:51 |
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